開業はしたいと思ってるけど、SNSでお店のページを作るのはまだ早いと思っている方はこんな事を思っているのではないでしょうか。
- お菓子屋さんの独立開業を決めたけど物件や資金調達などがまだ何も決まってない。
- オープンはいつになるかわからない
- 個人のSNSはやってるから、そこで自分の周りの人には伝えてればいいでしょ!
- オープン直前にお店の公式SNSやブログを作って宣伝すればいい!
この考え方はNOです。
何故なら、著名人でもない方がファンを作ること・増やすことには時間がかかるからです。
開業が決まるとやる事が山積みで、発信の下地を丁寧に作り上げる時間がなくなってしまいます。なるべく早く始め、少しずつの積み重ねる事が何よりも大切になってきます。
今回は、開業を決断した早い段階でファンの獲得を始めるべき!という事について解説して行きたいと思います。
開業を意識してる方はファンの獲得と同時に信用の積み上げも必要です。信用の積み上げもすぐに出来るものではなく、時間がかかります。信用の積み上げについては以下の『信用を積み上げよう!お菓子屋さん開業準備/銀行口座とクレジットカード』で、詳しく解説しておりますので合わせてご連絡いたします。
ファン獲得はオープン前から始めるべき
ファンの獲得とは
あなたのキャラクターや考え・お菓子について発信する事で、あなたの事を応援したい、あなたのお菓子を食べてみたいというファンを獲得すること。
ファンの獲得ツール
オープン前にファンを獲得するには、主に以下の様な情報発信ツールを利用します。
- note
- LINE
- TikTok
- ブログ
- YOUTUBE
情報発信といっても、単純に公式SNSを立ち上げて投稿をすればいい訳ではなく、そこには、あなたの持つ世界観=お店の世界観を作り上げる必要があります。
個人のアカウントの利用は避ける
『個人のSNS』と『お店公式SNS』は別に考える必要があります。
前にもあなたの持つ世界観=お店の世界観と述べましたが、その世界感を作り上げるには、私生活は不要です。生活感が伝わってしまう事でブランド価値が下がってしまうからです。私生活もまとめてブランド化する以外の方は、以下の事に注意した発信が必要です。
- お店の看板を背負った上での投稿である。
- 不特定多数の方に見られているものだ。
これらのことを意識して発信しないと、大きなトラブルになってしまう事もあるので注意しながら発信していきましょう。
どんな内容を発信する?
どんな内容を投稿すれば良いかわからない方は以下のような発想を発信することで、一緒に作り上げていく様な感覚の共有をすることができ、厚いファン層を増すことが出来ます
- 独立開業に向けての思い入れ
- お菓子に対する情熱
- あなたが伝えたい想いやアイデア
- 使おうと思っている材料の事
- オープンまでの苦悩
- オープンまでのカウントダウンのワクワク感
お店を運営して行く上で、準備段階からコンセプト設定やブランディングを行い、他店と差別化を行っていくことで、小さなお菓子屋さんでも運営がうまく進むようになります。
お店の運営についてのマーケティング戦略は以下で詳しく解説しています。
https://ku-ku.tokyo/?p=8060
情報発信ツールの特徴とユーザーを理解して活用する
- note
- LINE
- TikTok
- ブログ
- YOUTUBE
SNSは見ているだけの人もいれば、書き込む人もいます。多くの方が一通りは登録しているかもしれませんが、その人その人の性格によって、よく使っているSNSは偏ってきます。
情報発信ツールにはそれぞれ特徴があり、それぞれを分析した上で理解して情報発信する事で、成果を十分に発揮する事ができます。
ユーザー層
- 若年層だけでなく30代以上のアプローチに効果的
特徴
- 1投稿140文字の制限
- 匿名投稿が可能
- まるでつぶやくように気軽に投稿
- お客様同士の情報交換が簡単で交流が盛ん
- 「いいね」や「リツイート」などの機能により拡散性が高い
- 新商品の発信やイベントなど話題作りが得意
- 流れが早く、目に止まらない可能性も高い
- 一方、拡散されると一気に広がる
ユーザー層
- 10代~30代の女性へのアプローチに効果的
特徴
- 画像や動画コンテンツに特化。
- 綺麗な写真が目を引く為、テキストよりも写真や動画の内容がメイン。
- 写真に統一感を出し、投稿することで、お店の世界観を演出することができる。
- シズル感があり美味しそうな写真で、ターゲットの興味を視覚から引きつける。
- ファンを丁寧に増やしていくツール
- ショッピング機能で、ECサイトへリンクさせることができ、美味しそう→買いたい→購入ボタンへの近道が可能。
- 拡散力は低い。
ユーザー層
- 40~60代へのアプローチに効果的
特徴
- 実名で利用者が多い。
- コミュニティ内のつながりや拡散力の強い。
- イベントの集客に使える。
- お客様を巻き込んでいくような企画や投稿に強い。
- コミュニティ外への拡散力は低い。
LINE
ユーザー層
- 世代を問わないユーザー層
特徴
- グループ間でのコミュニケーションがメイン
- お客様とリアルタイムでやり取りが可能。
- 濃いファン層のみへの情報発信が可能。➡︎お客様が自ら友達登録をしないとならない為、登録してくれたお客様は既にお店のファン、又は興味ある方。
- 売上に直結しやすい。
- クーポンやポイントカード機能など、より経営に密着したコンツンが豊富。
- 拡散力は低い。
note
ユーザー層
- 40代以下の比較的若い層
- ビジネスパーソンが多く利用
特徴
- SNSからのシェアが導線
- お店のストーリー、人物やブランドのヒストリーなど読み応えのあるテキストコンテンツで熱心なファン層を獲得できるツール。
- レシピや経営戦略などのコンテンツの販売ができる。
TikTok
ユーザー層
- 10~20代の比較的若い層
- 30~40代のビジネスパーソン
特徴
- 音楽に合わせた短い動画コンテンツで楽しさを発信
- 動画を気軽に作成できる
- 製造過程やしずる感を取り込むことで興味をそそる
YOUTUBE
ユーザー層
- 10~30代の比較的若い層
特徴
- 動画を0から作成する必要がある。
- 自由な発想でコンテンツ作成が出来る。
- 製造過程やしずる感を取り込むことで興味をそそる
ブログ
ユーザー層
- あなたやお店のファン
特徴
- お店のストーリー、人物やブランドのヒストリーなど読み応えのあるテキストコンテンツで熱心なファン層を獲得できるツール。(note同様)
- 投稿に人柄がでやすく、お店だけでなく人物のファンをつける事ができる。
- 投稿した情報は蓄積され『収益化されたブログ』はブログそのものが財産になる。
直ぐにやるべき情報発信は3つ
前に述べた特徴を利用して情報発信をしていきます。直ぐにやるべき情報発信は3つ
- ブログかnote
Instagramの写真で統一した世界観を表現。Twitterで実際行っている、日々の出来事(物件探しや打ち合わせなどの開業準備)をリアルタイムに端的にツイート。
InstagramやTwitterで興味を持ってくれた方は、お店の事や人物像に好感を抱いてくださってる方々です。
好感を示して下さった方をブログやnoteに誘導しましょう。読み応えのあるテキストで自分の思いを表現する事で、より熱心なファンを獲得する事が可能になります。とはいえ、あれもこれも全部書くのは大変だと思います。
基本は1番文字数が必要で大変だが、状況を濃く伝える事の出来るブログに開業までのストーリーや自分の想いを綴り、そのブログをInstagram・Twitter・Facebookにリンク投稿。
そして、ポイントポイントでそれぞれのSNSでの情報発信をしていくのが得策ではないかと思います。ホームページ・Facebook・LINEのお店紹介はお店のオープンが決まってから準備しても遅ありません。その前にSNSやブログを用いてファンをどれだけ増やせるかが、リアルなお店づくりにも影響してきます。
まとめ
- 情報発信は直ぐに始めるべき。
- ファンを増やす為には時間が必要。
- SNS特徴を理解し、効果的に発信する。
- 直ぐやるべきは3つ。公式のTwitter・Instagram+noteもしくはブログを推奨。