お菓子やさん開業時には火災保険の加入が必須です。通常は物件契約時に加入する流れになります。この時注意して欲しいのが、通常の火災保険に加入しないコト。
店舗総合保険は通常の火災保険とは違い、火災に加え水災・風災・雪災・落雷等の災害、盗難等の事故が起きた場合、建物・什器(機材・道具)・商品に発生した損害を補償する事業者向けの保険です。※通常の火災保険では、什器(機材・道具)や商品の保証はされないので注意。
さらに、特約で生産物賠償補償や施設賠償責任補償を付帯することで、お客様や経営を守ることができます。
店舗総合保険は ”いろいろな事業” が加入することを想定した保険です。
つまり、お菓子屋さん用にカスタマイズされた保険ではありません。保険に加入する前に今一度、『お菓子屋さんに』そして『自分のお店に』合った保険金額か補償内容か確認することが必要です。
以下の項目をクリアにすると、『保険料の減額』・『補償の充実』が得られます。
- お菓子屋さんの抱えてるリスクを把握
- 自分の経営スタイルに合った補償内容の選択
- 安い保険料は補償内容も劣る場合もあることに注意
- 事故にあった際の補償を想定
- 実績がなく、今後継続して運営されるかどうかが不明な会社に注意
- 損害以外の保証もチェック
- 共済も視野に入れる
保険はなるべく価格を圧縮して、補償は充実したものにしたい方の為に、
今回はお菓子屋さんの店舗総合保険の選び方や減額方法について、詳しく解説していきたいと思います。
保険を選択する時は、ご自身の置かれる状況から以下の2つの選択方法があります。
◎保険の知識のある方
◎網羅したい補償内容が決まっている方
◎比較・検討したい方
◎自身で決定したい方
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◎乗り換えを検討されている方
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店舗総合保険の減額を考える際の注意点
- お菓子屋さんの抱えてるリスクを把握
- 自分の経営スタイルに合った補償内容の選択
- 安い保険料は補償内容も劣る場合もあることに注意
- 事故にあった際の補償を想定
- 実績がなく、今後継続して運営されるかどうかが不明な会社に注意
- 損害以外の保証もチェック
- 共済も視野にいれる
①お菓子屋さんが抱えているリスク
お菓子屋さんは通常飲食店とは異なるリスクを抱えています。以下の理由から、同じ飲食店でも通常の飲食店に比べて手厚い補償内容を備える必要があります。
共通のリスク…火を使う現場の為、火災が起こる可能性がある。
通常の飲食店
ほとんどが加熱された食品。
※お寿司やサラダなど生物を扱う飲食店もあるが、その場で提供される場合リスクはテイクアウトと比べて低い。
菓子屋
生菓子など非加熱商品を扱う
使用機材の種類が多い
機材が高い
包材などの資産を抱えなくてはならない
通常飲食店に比べ菓子屋の扱う食品は食中毒が発生しやすい条件下にあることになります。焼き菓子なら安心だろうと考える方もいらっしゃるかと思いますが、過去に焼き海苔から発生した事例もあります。詳しくは➡クッキーは火を入れてるから大丈夫は間違い。乾物屋さんで起きたノロウイルスの食中毒
保険屋さんも飲食店としての提案をしてくれるものの、ここまで深く理解していることは少ないです。ある程度、自分で理解した上でこちらから提案していくのがベストです。
必要ない補償内容が混在
以上の様なことが起きないように注意が必要です。
②自分の経営スタイルに合った補償内容
一口にお菓子屋さんといっても、経営スタイルはさまざまです。
初期投資額
機材や包材の資産額
スタッフの数
商品のストック量
自分のお店が手厚くしたいポイント、そうでもないポイント、
保険料や自己資金とのバランスを考えて補償内容を選択しましょう。
③安い保険料は補償内容が劣ることもある
安い保険料が提示されたからといって、安易に契約しないでください。安さには理由がある場合があります。
自分の経営スタイルが必要とする補償内容が網羅されているかどうかを必ず確認。必要補償内容を縮小して保険料が減額している場合があります。
④事故にあった際の補償を想定
事故にあった事を想定して補償内容を考えましょう。しっかりと範囲について把握していないと、請求しても対象外となって支払われない事もあります。
様々なリスクを想定すると、あれもこれもと範囲に。すると、同時に保険料は上がってしまいます。
- これくらいのリスクまでなら自己資金で対応できるから保険はかけない。
- この補償額なら、どっちみち店を閉めなければならない為、保険はかけない。
- これだけ補償されれば、いざと言う時対応できるから保険をかけておこう。
店舗・什器・商品・お客様・経営など、それぞれを保つために必要な事を『事故』を想定して考えていきます。
⑤実績がなく今後継続して運営されるかどうかが不明
大手保険会社が高いからと言って、安易に小さな保険会社に加入するのはやめましょう。
実績がないということは、5年後・10年後、その会社が存在しているかどうか分かりません。倒産なんてことになった場合は、支払った保険料も事故になった際の補償もされません。
⑥損害以外の保証
事故にあった際にかかる費用として、損害補償が考えられますがそれ以外にも資金がかかることがあります。実損以外にもかかる可能性のある費用を想定しておく必要があります。
事故状況確認作業
初期対応費用 | 事故現場の保存や取り片付けに要する費用事故状況や原因を調査するための費用 (旅費、交通費) |
被害者治療費用等 | (賠償責任の有無を問わず)加入者が被害者に支払った治療費、見舞金品等(治療費負担、見舞金、見舞品購入費用) |
消毒費用 | 食中毒または感染症が発生した場合、消毒や駆除を行うために加入者が負担した費用 (全施設内消毒、駆除、備品等の交換費用) |
示談交渉がまとまらない時
争訟費用 | 賠償問題解決のために支出する訴訟、和解等に要する費用、弁護士報酬 |
訴訟対応費用 | 提起された訴訟に関連して支出した加入者の使用人の超過勤務手当て、交通費、宿泊費、または臨時雇用費用訴訟に関する必要文書作成にかかる費用加入者または外部の検査機関が事故を再現するための実験に要する費用 |
示談解決
損害賠償金 | 損害賠償費 |
対人補償 | 治療費慰謝料休業損害入通院に関わる諸経費 ほか |
対物補償 | 修理代クリーニング代交換費用 |
不良完成品による損害 | 納品した原材料の欠陥による完成品の損害 |
リコール費用 | 事故の発生またはそのおそれがある場合の回収費用 |
広告による権利侵害 | 精神的苦痛に対する慰謝料経済的損害 |
人格権侵害 | 精神的苦痛に対する慰謝料 |
その他 諸経費
生産物自体の損害 | 食中毒が発生した場合の、被害者が負担した購入費用 |
損害回復費用 | 事故によって失った信用を回復させるための費用 |
⑦共済も視野にいれる
一口に『補償』といっても『共済』や『保険』があります。どちらも、リスクに備える商品であるという共通点がありますが、似て非なるものです。
お菓子屋さんにおける『共済』は一定条件の方にはとても有利に働く補償内容の場合があります。
自分のお店の置かれた状況を判断することで、保険料の圧縮ができる可能性をもっています。見積もりをする際は共済も視野にいれて考えましょう。
『保険と共済の違い』については以下で詳しく解説しております。
店舗総合保険の減額4ステップ
なるべく安い保険に加入するには、以下の4ステップを踏む必要があります。
- 自由にカスタマイズできる保険の選択
- 必要な補償を把握
- 通販型を選択
- 相見積もりを取って比較
①自由にカスタマイズできる保険の選択
保険にもいろいろ種類があり、最初から大まかに必要なものはパッケージングされているタイプや自分にとって必要なものを選択できるカスタマイズタイプの保険があります。
パッケージングタイプの保険は、一般的に必要とされている内容が網羅されており、初めて契約する方にとって安心できる内容となっています。
一方で言い換えてみれば、必要のない補償が含まれているとも言えます。カスタマイズタイプの保険を選ぶ事で、経営スタイルに合った保障を明確にし、必要の無いものを省くことで保険料の圧縮することができます。
②必要な補償を把握
仮に事故が起きたことを想定して、いくらまでだったら自己負担できるのか、補償額をいくらまでにするのか。
自分の保有している機材などの資産や自己資金と相談して決定をしましょう。
保険内容をカスタマイズするためには、経営スタイルに合った補償内容を把握する必要があります。
③通販型(ダイレクト型)を選択
保険には大きく分けて通販型と代理店型があります。それぞれに、メリットデメリットがありますが、ここでは減額契約する方法として比較しています。
スクロールできます➡
通販型(ダイレクト型) | 代理店型 | |
加入先の 選択 | 代理店が条件にあった 加入先を提案 | Webから相見積もりを取り 自身で選択 |
加入方法 | 代理店を通して加入 | Webから直接加入 |
価格 | ・代理店手数料分高め | ・代理店手数料が不要な分、 価格がおさえられる |
・条件がぴったり行けば 価格を圧縮できる | ー | |
条件の決定方法 | ・代理店担当者と相談 | ・自分で調べて条件を決定 |
・知識が少なくても必要な条件を提案してもらえる | ・保険会社へ問い合わせる |
ただ、必要な補償内容を把握できていないと、通販型でも高くついてしまうことがあります。右も左も分からない方は代理店の専門家にお任せしましょう。
④相見積もりを取って比較
自分が網羅したい補償内容や金額が確定したら、同様の内容で比較見積もりを取ります。そこで、役に立つのが比較見積もりサイトです。
相見積もりサイトの懸念
『相見積もりサイト』に情報を登録すると、沢山の営業メールや電話がかかってくるのではないかという懸念があると思います。これは、『相見積もりサイト』でも『代理店』でも同じことが起きます。(あちらも仕事ですから…)
営業の対処法
もし、連絡があっても『もう決まりました』でOK
保険を選択する時は、ご自身の置かれる状況から以下の2つの選択方法があります。
◎保険の知識のある方
◎網羅したい補償内容が決まっている方
◎比較・検討したい方
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そもそも店舗総合保険とは
店舗総合保険
1.店舗の建物・什器・商品に損害が発生するリスク
2.お客様の身体・財産に損害を与え損害賠償責任を負うリスク
3.店舗が休業に追い込まれて売上が減少するリスク
通常の火災保険では、什器・商品の補償はありません。店舗総合保険の特徴です。
店舗総合保険を詳しく知りたい方は以下で詳しく解説してるので確認してください。
店舗総合保険のメリット
私が保険に入ってて、よかったと思えるメリットは以下の3つです。
万全の態勢で経営していることで、信用が得られる。不測かつ突発的に生じた損害 故意や劣化ではない『』に対しての補償が受けられる。
思いもよらなかったメリットとして、什器が壊れたときに保証されたことです。私の保険のイメージだと『火災や水害が起きたときに保証がされる』でした。しかし、実際はもっと身近な事故に対しても対応されるということに驚きました。
詳しくは以下の『メリット|店舗総合保険で助かった。什器・機材の補償』にて詳しく解説しています。
店舗総合保険は見直しも可能
保険は見直しが可能です。見直しとは、一度加入した保険より良い保険を見つけたら、乗り換える事が可能という意味です。
既に保険に加入されている方は、今加入している保険と比較する事で安い保険に乗り換える事が可能です。
ほとんどの場合、乗り換え時に支払った保険料の未経過分が戻ってくるので無駄にはなりません。(支払い状況により変化する場合もあるので専門家の方とよく相談してください。)
物件契約時に不動産屋さんに勧められれがまま火災保険に加入してしまうパターンが良くあります。不動産屋さんは建物の補償しか考えておらず、あなたの機材やお客様の補償まで考えてくれません。
もし、不動産さんに勧められるがまま火災保険に加入してしまい、店舗総合保険に加入していなかった場合は専門家に依頼し、見積もりしなおして貰いましょう。良い条件の保険に変えることはお店の経費削減に繫がります。
保険を選択する時は、ご自身の置かれる状況から以下の2つの選択方法があります。
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◎網羅したい補償内容が決まっている方
◎比較・検討したい方
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まとめ
① お菓子屋さん用にカスタマイズされた保険金額か補償内容か確認することが必要
② 店舗総合保険の減額を考える際の注意点
- お菓子屋さんの抱えてるリスク
- 自分の経営スタイルに合った補償内容
- 安い保険料は補償内容も劣ることがある
- 事故にあった際の補償を想定
- 実績がなく今後継続して運営されるかどうかが不明
- 損害以外の保証
③店舗総合保険の減額4ステップ
- 自由にカスタマイズできる保険の選択
- 必要な補償を把握
- 通販型を選択
- 相見積もりを取って比較
④店舗総合保険のメリットも知っておこう
⑤店舗総合保険は見直しも可能
【カテゴリ/お菓子屋さんの店舗総合保険】