STEP2.開業マニュアル

資金計画をたてよう || お菓子屋さんの開業に必要な項目一覧!

シトロンくん
シトロンくん
資金計画って何?なんか難しそう。。。
yuuki
yuuki
お店を開業する為に必要なお金の事だよ。しっかり立てておくと、後で楽だよ!

開業に向けての『全体の流れが知りたい』という方は、以下で開業の流れを解説しています。

資金計画とは

お菓子屋さんを開業するにあたりどのくらいの資金が必要か、
その資金をどのように調達し、どのように運営していくかを把握するもの。

資金計画の目的

  1. 必要経費の明確化
  2. 収益化の目途
  3. 販売戦略

開業に必要な初期費用

お菓子屋さんの開業には以下のような初期費用が必要です。

お店のサイズや選ぶ機材によって初期費用は大きく変わってきます。
自分の状況に照らし合わせて、必要経費を書き出してみてください。

そこから、本当に必要なもの・後から購入でも間に合うものなど分けて考えていきます。

初期費用・固定費がなるべく軽くなるように考えていくことで、借入金・返済も軽くしていきます。
今後の経営が上手く続いてくように計画して行きましょう。

  1. 機材・道具
  2. 内装・外装
  3. 包材
  4. 法的許可の取得費用
  5. 店舗物件取得費
  6. 各種保険
  7. 材料費
  8. 雑費
  9. 運転資金 
  10. 生活費

開業に必要な初期費用』については以下で詳しく解説しています。

【菓子屋開業に必要な初期費用】ケーキ屋・パン屋・アイス屋・焼き菓子屋・カフェ・お菓子屋 お菓子屋さんを開業するのにいくらかかるか、知っていますか? ケーキ屋をはじめ、パン屋・アイス屋・チョコレート屋は、一般的な飲食店...

運転資金

『運転資金』とは、事業を行っていくうえでの必要な資金のことです。

固定費

『固定費』とは・・・月々かならず支払いしなくてはならない決まった経費。
固定費には以下のようなものがあります。

横にスクロールします➡︎

1.家賃月々の家賃の支払い。
2.人件費(社員)人を雇う場合に発生
※自分のお給料はここには入れない。
3.月々の返済月々の返済(初期投資の返済)
4.税理士さんへの顧問料税務関係を外部委託する場合は必要となります。
月々の支払いの他に決算月に決算申告手数料がかかります。
5.店舗用駐車場お客様駐車場、従業員駐車場を借りる場合は必要となる。
6.ホームページ維持費ホームページの作成・サーバー・ドメインetc…
7.セキュリティ費SECOMやALSOKなどセキュリティに加入する場合は月々の契約料が必要。

変動費

『変動費』とは・・・使用量・売り上げにより変動する経費のこと。
変動費には以下のようなものがあります。

横にスクロールします➡︎

1.光熱費水道・ガス・電気・動力。
お菓子屋さんの光熱費は、売り上げの5%くらいが目安。
2.宣伝広告費パンフレット・チラシの作成・印刷・折り込みをする場合に必要となる。
3.通信費電話・FAX・プロバイダー・携帯電話・郵便の支払い。
4.クリーニングユニホームのクリーニング・店舗マットの交換など。
5.事業系廃棄物収集費事業用のゴミは業者に委託しなくてはなりません。
6.商店会費や商工会費などの会費加入する場合は必要となります。
7.雑費コピー用紙・レジロール・ボールペン・トイレットペーパー・使い捨て手袋・洗剤など。
8.人件費(アルバイト・パート)出勤日数や時間により変動する人件費。
9.材料費商品を作るための原材料費。
10.包材費お菓子の梱包にかかる包材費。

損益分岐点

損益分岐点とは

『損益分岐点』とは『損(出ていくお金=経費)』と『利益=売り上げ』が分岐するポイント。
つまり、売上と経費がプラスマイナスゼロとなる状態のこと

売上 - 経費 = 0円のポイント(点)

◉売上が損益分岐点を超えると利益がでる(黒字)
◉売上が損益分岐点を超えることができなければ赤字

損益分岐点の出し方

❶上記の(1〜14の項目)の経費を全て足す。(変動費は年間を平均した額を想定して計算)

❷原価率(原材料+包材)が35%だと仮定した場合、残りの65%が❶になる。

例えば❶の合計が100万円だった場合❷は約53.8万円となる。

つまり、月の売り上げ153.8万円が損益分岐点であり、153.8万円以上の売り上げがとれれば初めて自分のお給料が発生する事になる。

月の営業が25日と仮定すると、1日の損益分岐は153.8÷25=平均約6.1万円

平日・土日の来客数を考慮すると以下が、年間を通した平均損益分岐点となる。
この数字を超えれば、利益ということになります。

平日5万円 土日8.3万

最低売上目標

自分のお給料やお店の利益を考えるならば、更にプラス1万円以上の売上は確保したところです。すると、最低売上目標は以下という事になる。

平日6万 土日10万

夏場と冬場の売り上げの差違を考慮する

お菓子屋さんは夏場と冬場の売り上げの差がはげしいため、以下の数字程度で考えるのが妥当。

夏場 平日4万円 土日8万円

冬場 平日7万円 土日13万

あくまでも参考ですが、私はこのように費用を試算しました。

その他必要な支払い例

固定費や変動費とは別に、かかってくる必要経費が他にもあります。

労災・雇用保険料

スタッフを雇用する場合は必要。

税金

所得税・消費税・個人事業税・住民税

修繕・修理費

店舗の修繕や機械が故障した場合の修理費

まとめ

◉初期投資や運転資金を試算することで、損益分岐点や最低売上目標が計算できる。

◉損益分岐点、最低売上目標が現実的に達成可能な数値なのか。

◉不可能と判断したのならば、何を削らなければいけないのかを考える

 

シトロンくん
シトロンくん
損益分岐点・最低目標売り上げが分かると、色々見えてくるね!
yuuki
yuuki
初期投資と変動費を抑えると、パフォーマンスが上がり、利益に繋がるよ!
私のお店はジンドゥービジネスプランを利用しています
ビジネスプランのおすすめポイント

私のお店は、実際にジンドゥービジネスプランを利用しています。

◉ホームページもオンラインショップもひとまとめにできる。

◉かっこいいホームページが、簡単にできる。

オンラインショップの販売手数料がかからない。

◉コスパが最高。

◉ブランディングがしやすい。

◉バースデーケーキの予約ページで予約が増えた。

お菓子屋さんの『あいうえお』編集長
yuuki
フランスで4年間修業した職人歴22年の菓子屋が綴る、小さなお菓子屋さんの作り方。0から3店舗立ち上げた経験を元に『開業・経営』に役立つノウハウや情報を発信しています。
\ Follow me /
ConoHaWINGでWordPressテーマ【JIN】を利用しています