ここまでホームページ・オンラインショップ作成会社は『ジンドゥー』推しで来た私ですが、
決して『ジンドゥー』が万能ということではありません。
『ジンドゥー』にも出来ること、出来ないことがあり、自分の使いたい機能が携わっているかを前提に使用サイトを判断しましょう。
また、出来ない事の中でも出来ないなりの考え方と言うものがあります。
無理になんでも出来るサイトを選ぶよりも、外部の機能と連携した方がコストを下げられたりする事もあるからです。
事前にできることできないことを把握し、開設してから後悔のないようにしましょう。
私は、ジンドゥーで【出来る事・出来ないこと】を把握した上でジンドゥー選択しました。『私がジンドゥーを選らんだ理由』は以下で紹介しています。
『ジンドゥー』に出来ること、出来ないこと。
基本機能一覧
基本機能
ホームページ機能
ネットショップ機能
引用
以上の基本機能一覧で書かれていない部分を解説していきます。
出来ないこと
『ジンドゥー』は素人でもホームページが出来る為、プロが使う様な機能はなるべく省かれて出来ています。
つまり、知識のある方は、『もっとあーしたい、こーしたい』とアイディアが浮かんでくるでしょうが、そういったアイデアが全て実現するわけではありません。
知識のある方には不便に感じる事もあるとおもいますが、
私の様な素人は訳がわからない機能なので、その機能が備わっていない事に、私自身は不便ではありませんでした。
独自のプログラムの構築
ジンドゥーで扱えるプログラム
◉JavaScriptのみ
『ジンドゥー』で利用できるのはJavaScriptのみ。
JavaScriptを使って外部のシステムと連動させることは可能。
また、テンプレート使用時のコンテンツ以外のスタイルの変更も出来ない。
◉構造化データ(SEO)
『ジンドゥー』では構造化データ機能はありません。
※構造化データとは、専門的技術が必要な機能で、検索エンジンがページの内容を理解しやすくなるデータ形式のこと。
◉販売商品のインポート
『ジンドゥー』には販売商品のインポートの機能はありません。
インポート機能とはCSVファイルで商品をインポート。商品のインポートプラットフォームからプラットフォームへショップを切り替えた場合や商品や在庫に多くの変更を加えたい場合に活躍する機能です。
◉FTPが使えない
他のレンタルサーバーで公開していたサイトを『ジンドゥー』で引き継ぎ公開する事は出来ない。その為、『ジンドゥー』を利用したい場合は、新しく作り直す必要があります。
サブドメインの運用は不可
ドメインは『ホームページ内のすべてのページ』に同じように機能するため、サブドメインを利用して特定のページを指すように設定する事が出来ません。
事前に外部でサブドメインを取得して、ネームサーバーを用意、ジンドゥークリエイターのホームページに サブドメインを接続すれば利用出来る。(設定はジンドゥーに、委託が必要)
顧客管理システムの構築
お客様の情報(購入履歴や個人情報の登録など)を会員登録する様な、個別に対応する顧客管理システムを構築することは出来ない。
その為、お客様は注文毎に連絡先などを入力する必要があります。
顧客管理システムはあって欲しいなと思うシステムですが、
小さなお店でそこまで複雑ではない為、エクセルで管理しています。
お客様の会員登録が出来て、個人情報を都度入力しなくてもいいシステム開発は、今後期待したいところです。
データベースの利用
独自のデータベースを扱う、商品の在庫管理や売上を管理するようなシステムは出来ません。今日・今月・今年いくら売り上げたのかなど、システム内で総括した売り上げを把握する事は出来ません。
ショップではアイテムの販売数を商品の在庫数に合わせて限定する事は可能です。
お菓子屋さんは雑貨とは違い在庫を沢山抱える仕事ではありません。注文が入ったら生産する。お店の在庫を発送する。
この程度の販売の為、私自身データーベースが必なった事はありません。
画像やファイルをアップロードできるフォーム
お客様からのファイルのアップロードを受け付ける機能はない。
しかし、サービスを提供している外部プロバイダを、クリエイターサイトの ウィジェット / HTML にコードを追加して利用することは可能。
例えば、キャラクターケーキのイラストを添付したい。
こんな時、あったら便利だなと思います。現在は、お客様がお店のメールへ添付して下さることで解決しています。
サイトのコンテンツをバックアップ
ジンドゥーは『ジンドゥー内部』でも、『外部でも』バックアップを取ることが出来ません。
かれこれ10年使っていますが、素人向けの『ジンドゥー』で素人が使っている範囲では、プログラムを書き換えたり、プラグインを入れたりする必要がなかったため、バックアップが必要になったことはありません。
『無料プランfree』はログインしないとデータが消失。
無料版 Free では登録日から最初の14日間、または有効期間中に180日を超えてログインがなかった場合、サービスを解約したものとみなされデータが削除されます。
出来ないと思われてること
定期購入(サブスク)
『ジンドゥー』の機能では、定期購入は出来ないとされていますが、決済システムのstripeやSquareと連携させることで定期購入システムを組み込む事は可能です。
ダウングレード
- 『Business』から『Pro』へダウングレード
- 『Pro』から『FREE』へダウングレード
「ダウングレードが出来ない」とか、「新規契約」になってしまうと、あちらこちらに書いてあったので『ジンドゥー』へ問い合わせてみました。
返信は以下の通りでした。
◉ダウングレードのタイミング
契約満了日でのダウングレードが可能。
◉プラン内容
ダウングレード後のプラン内容は『新しく契約したプランの内容』となります。
◉ホームページの中身
引き続きそのまま利用可能。
◉契約期間中のダウングレード
即日解約・ダウングレードの場合残りの期間の返金は不可能。
◉『PRO』から『FREE』プランへダウングレード
上記の内容は『Business』から『Pro』へダウングレードする場合同様。
『FREE』プラン=有料プランの解約となるため、独自ドメインの利用は出来なくなる。
有料プランで利用していたページは『FERR』の範囲内でそのまま利用可能。
出来ること
テンプレートがスマホ対応
レスポンシブレイアウト対応で、パソコン・スマホで作成した内容が、お客様の端末に応じて自動で切り替わる。
画像の読み込み速度の高速化
大きなサイズの画像をアップしても読み込み速度をアップさせる機能が標準装備されています。
コンテンツの設置
『YouTube』『 vimeo』の動画や Google マップ・問い合わせフォームなど、さまざまなコンテンツの設置が可能。
SNS連携
アカウントを持っているソーシャルメディアとの連携が可能。シームレスで更新してくれるので、更新の手間が省けると共に、いつまで古い情報が表示されると言う事がなくなる。
ブログ
ジンドゥーでは簡単にブログも始められ、毎日の情報発信に活用できます。読者からのコメント欄も設置可能。ブログを更新すると、RSS配信される。
SEO対応(有料プラン)
ページごとにSEOを意識したタイトルや説明文を入れることが可能。
アクセス解析などと組合せ、リアルタイムに修正していくことが出来るということになります。検索されたいキーワードをタイトル・説明文・文章の中に盛り込むことで適切なSEO対策が可能です。
アプリから編集が可能
アプリがリリースされて、iPhone、iPadからのホームページの編集が可能。アプリからは編集だけでなく、ホームページのアクセス状況を確認することが出来ます。
残念ながら2021年6月現在、アプリからオンラインショップのカート内変更(在庫や売り切れの変更も含む)はできません。
カスタム URL の設定
ホームページで各ページに遷移すると、https://ku-ku.tokyo/〇〇 のようにドメインの後ろにスラッシュで区切られた文字列(日本語表示)が含まれたURLになります。
文字列が日本語のままだと、ホームページのURLをシェアするときに以下のような呪文・暗号のような長い表示になってしまいます。
https://ku-ku.tokyo/%F5%42%9B%S6%45%M9%R4%25%GR%P5%92%Y9/
有料プランだとこのURLの文字列を自由にカスタムすることができます。
リダイレクト URL (Business)
リダイレクトURL機能のないサイトでは、『ナビゲーション名』を変えると自動的にURLが変ってしまいます。
結果、変更前のURLで検索上位に表示されていたページが『ナビゲーション名』の変更した事で、全く別のページだと判断されてしまい、ページの検索順位が下がってしまいます。
『リダイレクトURL機能』の備わったBusinessプランでは、機能を利用する事で『変更前のURL』と『新しいURL』が同じページであると検索エンジンシステムが認識。変更前の検索順位を維持することが可能。
割引クーポンの作成(Business)
Businessプランではオリジナルの割引クーポンを作成することが可能です。
購入を迷っているお客さまへクーポンで後押しする事が可能です。
モリサワフォントの使用
『Businesプラン』では170種類のモリサワフォントを使用できます。
※Jimdo Proは15種類のWebフォントの利用が可能。
『モリサワフォント』とは
モリサワフォントとは株式会社モリサワが開発しているフォントで、
株式会社モリサワはデザイン業界において知らない人はいないと言っても過言ではないフォントメーカーです。
日本で発行されている出版物(雑誌など)や ロゴやポスターの見出しといった、目立たせたいところで、ほぼ100%使用されている書体です。
『ジンドゥー』は小回りの効く小さなお店が『ブランディング』をしながら利益を上げていくための機能がそろっています。
ホームページだけ単独で持つ『コーポレートサイト』や、オンラインショップだけ単独で持つ「売りたいです!」を前面にだした『ショッピングサイト』と違い、ホームページとオンラインショップの2つの要素を利用しながら、運営が可能です。
『ホームページとオンラインショップの相乗効果』については以下で解説していますのでご参照ください。
まとめ
『ジンドゥー』で出来ないこと
- 独自のプログラムの構築
- 顧客管理システムの構築
- データベースの利用
- 画像やファイルをアップロードできるフォーム
- サイトのコンテンツをバックアップ
- 『無料プランfree』はログインしないとデータが消失。
やり方を考えれば出来る事
- 定期購入(サブスク)
- ダウングレード
『ジンドゥー』で出来ること
- テンプレートがスマホ対応
- 画像の読み込み速度の高速化
- コンテンツの設置
- SNS連携
- ブログ
- SEO対応(有料プラン)
- アプリからホームページの編集が可能
- カスタム URL の設定
- リダイレクト URL (Business)
- 割引クーポンの作成(Business)
- モリサワフォントの使用
以上、『ジンドゥー』で出来る事出来ないことを理解した上でホームページ作成のプラットフォームを選択しましょう。
個人的には、顧客管理やデータベースの利用が出来る様になり会員登録が出来る様になってくれたら嬉しいなと、期待しています。
『ジンドゥーの料金プラン』については知りたい方は、以下で詳しく解説しています。
私と同じホームページ作りは初心者です!という方は以下の『お菓子屋さんが初めて作るWEBサイト』で、ホームページ作りの考え方や構成要素について解説しています。