お菓子屋さんを運営する上で、必ず加入しなくてはいけないのが火災保険です。火災保険はテナントを借りる際に義務で加入することになります。
通常は不動産屋さんで進められる保険に加入する事が多いのですが、そこが注意点です。
不動産屋さんは、貸しだす店舗さえ補償されれば良いと考えていますが、お菓子屋さんはそうではありません。
お菓子屋さんとしては、店舗・什器・商品・事業・お客様も含めて補償される店舗総合保険に入りたいところ。
それらの保険をバラバラに加入するよりも、一括して加入した方が割安になる場合があることも覚えておきたいポイントです。
不動産屋さんのいわれるがままに火災保加入加入してしまうと、補償範囲が火災に対してのみになってしまったり、什器(機材)・道具・商品まで補償されない保険に加入してしまう事になります。
では、どんな保険に加入したら良いの?という疑問が沸いてきますよね。
結論から申し上げると、お菓子屋さんが加入するのは店舗総合保険です。
ここでは『一般的な火災保険』と『事業用火災保険(店舗総合保険)』の違いについて解説して行きたいと思います。
私はリスク備えて、万全の体制で菓子屋を運営しています。店舗総合保険・火災保険は自身のお店に必要な補償内容を選びましょう。
保険を選択する時は、ご自身の置かれる状況から以下の2つの選択方法があります。
◎保険の知識のある方
◎網羅したい補償内容が決まっている方
◎比較・検討したい方
◎自身で決定したい方
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◎保険の知識に自信のない方
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火災保険とは
火災保険とは、火事で燃えてしまったときに損害を補償する保険です。
火災以外のリスクでは、水災や落雷・風災・雹災・雪災などの自然災害から水濡れや破裂・爆発・盗難なども補償対象の場合が殆どです。
しかし、地震に対しては補償対象外となりますで、火災保険とセットで地震保険に契約して地震のリスクに備える必要があります。
事業用の火災保険は「一般物件」に該当します。つまり、「住宅物件」は異なる保険料体系です。
建物内で行う職業や作業によって危険度が変わり、保険料が変化します。
同じ構造の建物でも、事務所として利用している物件とくらべて、オーブンやガスレンジを多用するお菓子屋さんの方が保険料が高くなります。
この様に物件の利用用途によって算出方法が以下の4つに分かれます。
- 住宅物件・・・一般的な住宅・住居のみに利用している物件
- 一般物件・・・飲食店・美容院・事務所など事業で利用する物件
- 工場物件・・・工場で利用される物件
- 倉庫物件・・・倉庫に利用される物件
つまり、お菓子屋さんが利用できる保険区分は一般物件となります。
一般的な火災保険に加入してはいけない
事業用火災保険と火災保険の違い
火災などのリスクに備えて保険を掛けるという点においては共通していますが、事業用火災保険は一般の火災保険より補償範囲が広くなるため住宅における火災保険より保険料は高くなります。
補償対象
住宅物件の火災保険の対象
- 建物
- 家財
事業用火災保険=店舗総合保険の対象
- 建物
- 什器
- 商品
つまり、お菓子屋さんを経営する上でのリスクを回避するには、一般的な火災保険ではなく、事業用火災保険=店舗総合保険に加入する必要があります。
事業用火災保険とは
事業用火災保険=店舗総合保険
事業用火災保険とは一般に『 店舗総合保険 』を指します。お店が火事で燃えてしまったときに損害を補償する保険です。
保険の種類により異なりますが、火災に加え水災・風災・雪災・落雷等の災害、盗難等の事故によって、建物・什器・商品に発生した損害を補償するものです。
業種によって想定されるリスクは様々なため、お菓子屋さんに合わせた補償内容で契約します。
店舗併用住宅(所有物件の場合)
お菓子屋さん運営するにあたって建物が所有物件(自分の持ち物)であっても、
【建物】と【什器・設備・商品】の両方に火災保険をかける必要があります。
【 住宅部分 】と【 店舗・厨房部分 】の併用で契約する事が可能です。
店舗併用住宅対応火災保険との合い積もりを
店舗併用住宅物件の火災保険においては、契約方法は2パターンあります。
- 店舗総合保険
- 住宅用の火災保険+店舗特約
店舗併用住宅物件の場合は、保険料を安く抑えられる住宅用の火災保険に必要な業務に関わる補償をプラスするという方法での合い見積もりを取りましょう。
住宅用火災保険のみでは、事業に関わる部分や什器のなどの補償は付きません。
賃貸(テナント)の場合
借家人賠償責任補償特約
賃貸物件の火災保険対象は、什器・設備・商品のみです。
建物の火災保険の場合、テナントの所有者は大家さんであるため、建物の火災保険は大家さんが加入するものだからです。
しかし、テナントの場合、借主には原状回復の義務があります。
万が一、店舗が焼失させてしまった場合は、貸主に損害賠償をしなければなりません。
店舗で損害が起きたときは、賠償金は1億にも上ることがあり、個人の手に負えないレベルでの損害賠償が発生する可能性があります。
この損害賠償をまかなうために、店舗総合保険に「借家人賠償責任補償特約」を付けておかなければなりません。
賃貸契約と同時の火災保険には注意!
冒頭にも説明しましたが、大事な事なので2回書きます!
テナントの賃貸契約の際、火災保険は必須条件になります。不動産屋さんは、貸しだす店舗さえ補償されれば良いと考えていますので、テナントが補償される火災保険を勧められます。
そこを注意してください。
お菓子屋さんとしては、店舗・什器・商品・事業・お客様も含めて補償される店舗総合保険に入らなくてはなりません。
それらの保険をバラバラに加入するよりも、一括して加入した方が割安になる場合があることも覚えておきたいポイントです。
店舗総合保険とは
店舗総合保険を選択する時は、ご自身の置かれる状況から以下の2つの選択方法があります。
◎保険の知識のある方
◎網羅したい補償内容が決まっている方
◎比較・検討したい方
◎自身で決定したい方
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◎保険の知識に自信のない方
◎乗り換えを検討されている方
◎共済を含めて検討したい方
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店舗総合保険は、広い範囲の損害をカバーすることを目的とした保険です。
保険は、それぞれのお店に合わせてカスタマイズするスタイルで、基本に加える形で必要なものだけを選ぶ事ができます。
お菓子屋さんが備えておきたいリスクは以下の3つです。
- 店舗の建物・什器・商品に損害が発生するリスク
- お客様の身体・財産に損害を与え損害賠償責任を負うリスク
- 店舗が休業に追い込まれて売上が減少するリスク
お菓子屋さんが入るべく、店舗総合保険について詳しく知りたい方は以下で詳しく解説しております。
店舗総合保険に加入するメリット
私が保険に入ってて、よかったと思えるメリットは以下の3つです。
リスクに備えた保証で、安心して運営。
万全の態勢で経営していることで、信用の獲得。
故意や劣化ではない『不測かつ突発的に生じた損害』に対しての補償。
思いもよらなかったメリットとして、什器が壊れたときに保証されたことです。
私の保険のイメージだと『火災や水害が起きたときに保証がされる』でした。しかし、実際はもっと身近な事故に対しても対応されるということに驚きました。
詳しくは以下の『メリット|店舗総合保険で助かった。什器・機材の補償』にて詳しく解説しています。
私が選んだ保険会社
ビジネスキーパー
お菓子屋さんの運営において、どのようなリスクがあり、それをどこまで火災保険でカバーして何を特約としてつけるべきかを、信頼できる専門家に相談し、補償内容を組み立ててもらうことをおすすめします。
私のお店で加入している保険は、三井住友海上のビジネスキーパーという店舗総合保険に
『生産物賠償補償特約・賠償責任等補償特約』をつけて利用しています。
ビジネスキーパーは自分のお店に合わせて契約内容をカスタマイズすることが出来ます。
※お店の延べ面積や売り上げ・補償範囲によってそのお店にあった保険は変わってきます。
※保険代理店によって契約している保険会社が異ります。三井住友海上のビジネスキーパーの取り扱いのない代理店もありますのでご注意ください。
保険は見直しも可能
保険は見直しが可能です。見直しとは、一度加入した保険より良い保険を見つけたら、乗り換える事が可能という意味です。
ほとんどの場合、乗り換え時に支払った保険料の未経過分が戻ってくるので無駄にはなりません。(支払い状況により変化する場合もあるので専門家の方とよく相談してください。)
物件契約時に不動産屋さんに勧められれがまま火災保険に加入してしまうパターンが良くあります。不動産屋さんは建物の補償しか考えておらず、あなたの機材やお客様の補償まで考えてくれません。
もし、不動産さんに勧められるがまま火災保険に加入してしまい、店舗総合保険に加入していなかった場合は専門家に依頼し、見積もりしなおして貰いましょう。良い条件の保険に変えることはお店の経費削減に繫がります。
店舗が無くてもPL保険・生産物賠償保険には加入するべき
店舗を持たない場合でも、第三者に食品を提供する場合はPL保険・生産物賠償補償保険には加入しておく責任があります。
火災保険・PL保険・生産物賠償補償特約・賠償責任等補償特約などバラバラに加入するよりも、一括でまとめる事で費用を抑える場合があります。
自身の経営に見合った細やかな対応は専門家の方に相談しましょう。
店舗総合保険の減額方法
店舗総合保険はいろいろな事業が加入することを想定した保険です。
お菓子屋さんに合った保険金額か補償内容か確認することが必要です。
以下の項目をクリアにすると、『保険料の減額』・『補償の充実』が得られます。
- お菓子屋さんの抱えてるリスクを把握
- 自分の経営スタイルに合った補償内容の選択
- 安い保険料は補償内容も劣る場合もあることに注意
- 事故にあった際の補償を想定
- 実績がなく、今後継続して運営されるかどうかが不明な会社に注意
- 損害以外の保証もチェック
- 共済も視野に入れる
詳しくは以下の『比較・相見積もりの必要性 | 店舗総合保険の減額方法』で詳しく解説しております。
契約の裏技?
『生産物賠償補償特約・賠償責任等補償特約』単独で保険に加入するよりも、店舗総合保険にて火災保険に加入し、
特約で『生産物賠償補償特約・賠償責任等補償特約・店舗休業保険』を付帯し、まとめる事で、保険料の減額ができることがあります。
更に、まとまった金額を用意できるのでしたら、1年毎に契約せずに、5年契約など長期間の契約をおすすめします。
長期間の契約は長期割引が適用され、かなり割安になります。
仮に、5年たたずに解約しなくてはならなくなったとしても、契約が経過してない分の契約料は返金されるからです。
無料で見積もりをとる
『保険料はどのようにして決まるか』で解説したように、それぞれの店舗の条件で保険料は変わってきます。いくつかの店舗総合保険を相見積もりすることをおすすめします。
保険を選択する時は、ご自身の置かれる状況から以下の2つの選択方法があります。
◎保険の知識のある方
◎網羅したい補償内容が決まっている方
◎比較・検討したい方
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◎乗り換えを検討されている方
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火災保険料と経費計上
保険料控除
火災保険は【 生命保険料控除や社会保険料控除 】とは異なり、保険料は控除の対象外となります。
事業所得としての計上
その年に掛かった損害保険料は、必要経費として経費計上が可能です。
長期契約で保険料を支払っている場合は、火災保険料を資産計上し、1年毎経費化して計上する事が出来ます。
また、店舗兼住宅の併用住宅の場合は、住宅部分や家財にかかる部分の経費計上は出来ませんが、店舗(事務所)など業務用に掛かる保険料は、事業所得の必要経費として取り扱う事ができます。
上記のように、事業に必要な経費は経費計上が可能です。『火災保険・店舗総合保険の経費計上』については以下で詳しく解説しておりますので合わせてご参照ください。
まとめ
- お菓子屋さんを経営するには保険の加入が不可欠。
- テナント物件の場合は『借家人賠償責任補償特約』が義務。
- 一般的な火災保険と事業用火災保険は『補償対象』や『補償条件』が違う
- 事業用火災保険とは店舗総合保険のこと。
- 店舗総合保険の補償範囲は建物・什器・商品。
- 店舗総合保険の補償内容は以下の4点。
- 火災
- 落雷
- 破裂または爆発
- 風災・雹災(ひょうさい)・雪災
- お菓子屋さんを経営するならば、店舗総合保険の加入は必須
- 店舗を持たない場合はPL保険のみ加入
【カテゴリ/お菓子屋さんの店舗総合保険】