キャッシュレス決済の導入

キャッシュレス決済代行会社選びの10のポイント【菓子屋・ケーキ屋・カフェ・パン屋・飲食店・デセール専門店・キッチンカー】

ひとことにキャッシュレス決済と言っても、色々な会社が存在します。正直、色々ありすぎて、どこの会社が自分のお店に合っているのか、どこの会社と契約するべきか、悩むところです。

どの会社にも強みと弱みが存在します。
自身の事業が何を必要としているのかを分析した上で、
マッチした強みを持ったキャッシュレス決済代行会社を導入すると、
弱みの存在を意識することなく利用することが可能です。

まずは、自身の事業何を必要としているか以下の項目から考えて行きます。

  1. 使いやすさ
  2. 決算手段の種類
  3. クレジットカードブランドの種類
  4. 購入代金に比例する、決済手数料
  5. 決済場所はオンラインか実店舗か
  6. 入金サイクル
  7. 店舗外への持ち出しの有無
  8. サブスク販売導入の有無
  9. 使用しているクラウド会計システムとの連携
  10. セキュリティ

ここでは、目的別にキャッシュレス決済を紹介
自身のお店がどのような強みを持った会社がマッチするか照らし合わせてみてください。
キャッシュレス決済導入に悩むあなたの手助けになれば嬉しいです。

キャッシュレス決済代行会社選びの10のポイント

先にも述べたように、どの会社にも強みと弱みが存在します。それを見分ける項目として、自身のお店が何を重視しているかで、選択していく必要があります。

  1. 使いやすさ
  2. 決算手段の種類
  3. クレジットカードブランドの種類
  4. 購入代金に比例する、決済手数料
  5. 決済場所はオンラインか実店舗か
  6. 入金サイクル
  7. 店舗外への持ち出しの有無
  8. サブスク販売導入の有無
  9. 使用しているクラウド会計システムとの連携
  10. セキュリティ

① 使いやすさ

まず基本的なことになりますが、大切なのは使いやすさです。使いやすさには、いくつかの項目があります。

  1. 契約のしやすさ
  2. 導入のしやすさ
  3. 設定のしやすさ
  4. 画面の使いやすさ
  5. 解約のしやすさ

契約のしやすさ

  • 審査の通りやすさ
    キャッシュレス決済は誰でも導入できるわけではありません。
    審査の厳しさは各会社によって差があります。
  • 契約から利用開始までの期間が会社によって異る。
    利用開始まで時間がない方は契約まで最短の会社を選ぶ必要があります。

導入のしやすさ

  • 必要な設備・備品
    会社により必要な設備・備品の種類が異なります。
    例)タブレット・レシートプリンター・決済端末など
    また 、それらの設備備品は キャンペーンで無料 もしくは 安く購入できる会社もあります。

設定のしやすさ

設定には初期設定と商品追加毎に必要な商品登録があります。

  • 初期設定
    初期設定も会社によって様々なフォロー体制があります。
    ・初期設定まで電話やメールでフォロー。
    ・自力でも感覚的に理解できるつくりになっている。
    ・初心者でもわかりやすい解説サイトがつくられている。
  • 商品登録
    ・アプリで簡単設定
    ・パソコンからの設定

画面の使いやすさ

  • 機能的な使いやすさ
    パソコン初心者でも簡単に使える機能か、
    少しむずかしいつくりなのか。
  • 複数の人が使えるか
    設定した人だけが利用できるわけではなく、
    誰がレジ係になっても対応しやすいつくりであるか。

解約のしやすさ

解約する場合にも条件がある場合とない場合があります。先のことは未定であっても、
契約前にも解約の条件を把握しておくと、安心して利用することができます。

  • 契約の縛り
    解約には以下のようなパターンがあります。
    ・すぐに解約できる契約
    ・2年縛りなど解約には条件(違約金など)がある契約。
  • 違約金の有無
    違約金も会社により様々な設定があります。

    ・解約時に違約金がかかる
    ・契約期間が満期であればかからない
    ・そもそも違約金が設定されてない
  • 機材返却の有無
    ここでいう機材とは【タブレット・レシートプリンター・決済端末】など
    会社により機材の返却には以下のようなパターンがあります。

    ・解約時に返却しなければいけない。
    ・契約時に買い取り→返却なし。
    ・自身で機材を買い揃える→自身の財産のため返却なし。

② 決算手段の種類

一口にキャッシュレス決済と言っても、色々な決済手段があります。
決済代行会社により扱っている決済手段も異なります。

決済手段の種類について詳しくは、以下の『【導入前に知りたい】クレジット決済・キャッシュレス決済とは|普及している理由|わかりやすく!にて詳しく解説しております。

【導入前に知りたい】クレジット決済・キャッシュレス決済とは|普及している理由|わかりやすく! クレジット決済・キャッシュレス決済とは現金を持ち合わせていなくても支払いができる方法です。このページをご覧のあなたは、世の中にどんどん...

色々な決済手段が利用できることは、消費者にとって嬉しいことです。
しかし、全てを網羅する必要があるでしょうか?
答えは、それぞれの経営方針によって異なってきます。

  1. 販売している商品が他店と変わらない
    コンビニやスーパーのような、大手企業の商品を販売している場合、
    他店との差をつける方法として、サービスや価格が重要になってきます。

    つまり色々な決済手段が利用できることが、来店の動機になる可能性が出てきます。
  2. お客様の層がにより決済手段を選択
    例えば、主婦層は『ポイントやお得な情報』に特に敏感だったりします。
    PayPayのようにキャンペーンを頻繁に行っているような
    決済手段は進んで利用する方が多い印象です。

    お客さまの層により導入する決済手段を数種類に絞ることで、
    決済手数料を抑えることができることもあります。

    また、お客様年齢層が高い店舗の場合、クレジットカード対面決済のみでも十分だったりします。
  3. しっかりとしたブランディングが行われている
    他店舗にはない商品やサービスでしっかりとしたブランディングがされている場合、
    他店ではなく、あなたのお店を目的に来店していることになります

    つまり、決済手段を来店の動機にする必要はなく、多くの方が所持している【VISA/MASTAR】のようなカードブランドが利用できれば問題ない場合もあります。

    また、高所得者はAMEXやダイナースを利用している方が多いため、
    そのようなカードブランドも利用できる環境であればお店としてのステイタスも向上します。

③ クレジットカードブランドの種類

利用する決済代行会社や決済手段によって利用できるクレジットカードブランドが変わってきます。

先で述べた『決済手段の種類』と同じような理由から経営方針によって、
導入すべきクレジットカードブランドが変わってきます。

④ 購入代金に比例する、決済手数料

利用できる 決済手段や クレジットカード ブランドが異なるように 決済手数料も各決済代行会社により異なります。そして、購入代金に比例して増えてます。

手数料の高い会社はサービスが充実している傾向です。しかしそのサービス の全てが、あなたの会社・お店に必要というわけではありません。


必要なサービスを見極めることで、決済手数料を削減することができます。

⑤ 【決済場所は2箇所】オンラインか実店舗か

キャッシュレス決済は 『店舗型の決済』と、
インターネット上で行う『オンライン決済』があります。
また、実店舗とオンライン上では 決済手段や決済手数料、サービス が異なります。

店舗型決済

  1. ① ICチップ
  2. ② 磁気
  3. ③ タッチ決済
  4. ④ QR決済
  5. ⑤ 電子マネー決済

オンライン型決済

  1.  クラウド請求書決済(リンク型決済)
  2. オンライン決済
  3. ブラウザ決済


⑥ 入金サイクル

入金サイクルとは、お客様が商品を キャッシュレスで購入し、決済代行会社があなたのお店にその代金を支払ってくれるまでの時間のことを言います。

決済代行会社に入金までの期間=入金サイクルが異なります。
例えば以下のようなものがあります。

・翌日までに入金
・半月、一ヶ月毎の入金
・手動で希望時に入金



現金がすぐに必要な場合は入金サイクルの短い 決済代行会社を 選択する必要があります。
また、入金時に入金手数料がかかる 決済代行会社もあります。入金の旅にかかってくる 手数料になりますので 考慮しておくことが必要です。

⑦ 店舗外への持ち出しの有無

決済端末は店舗内で利用するものと 持ち出し可能なものとあります。
それらの端末の取り扱いは、決済代行会社によって異なります。

店舗外に持ち出す シチュエーションには以下のようなものがあります。

  • 店舗のテラスでお会計
  • キッチンカー
  • 催事
  • イベント
  • 宅配先でのお会計

あなたがキャッシュレス決済を利用するシチュエーションを考慮し、
決済代行会社を選ぶ必要があります。

⑧ サブスク販売導入の有無

サブスクとは 継続販売のこと。継続して費用を支払うことで商品やサービスを購入するシステムで、毎月、手続きの必要なく、決済代行会社が一度お預かりした情報を元に自動的に請求をかけてくれるます。

例えば、月額使用料や会費登録料、定期購入などの決済がこれにあたります。
最近では、映像・音楽の配信サービス・習い事の月額料もこの決済方法が用いられています。

サブスク 決済は決済代行会社により、 導入できる会社 と できない会社があります。
このような販売方法を導入する計画があるのであれば、導入できる決済代行会社を選択する必要があります。

⑨ 使用しているクラウド会計システムとの連携

決済代行会社はクラウド会計システムと提携していることが多いです。
提携している会社同士であれば、レジで打った売上や経理を自動的に把握することができます。

また、クラウド会計システムに支払い銀行や法人クレジットカードを提携しておけば収入と支出の管理を手間なく行うことが可能です。

クラウド会計システムについて詳しくは以下の『2023】自分で経理 || お菓子屋さんと相性の良いクラウド会計システム4選』で詳しく解説しています。

【2024】自分で経理 || お菓子屋さんと相性の良いクラウド会計システム4選 経理を自分でする!と決めたのはいいけど、 クラウドシステムは多く存在し『はっきりいってどれが良いかわからない...

⑩ セキュリティ

キャッシュレス決済は、お客様のクレジットカード情報をお預かりし決済を行います。
(クレジットカード情報は暗号化されますので、実際には店舗側がクレジットカード情報を把握するわけではありません。)

お客様のクレジット情報を守るために、セキュリティのしっかりした
決済代行会社を選択する必要があります。


以下で紹介している決済代行会社はセキュリティの安心のある会社を選択しております。

クレジット決済代行会社比較

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まとめ

ここまで解説したポイントを把握した上で自身にあうキャッシュレス決済代行会社を選択してみてください。重視する部分が明確になると決済手数料や固定費の削減となり、コストをさげることにもつながります。

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お菓子屋さんの『あいうえお』編集長
yuuki
フランスで4年間修業した職人歴22年の菓子屋が綴る、小さなお菓子屋さんの作り方。0から3店舗立ち上げた経験を元に『開業・経営』に役立つノウハウや情報を発信しています。
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